前編に引き続き、三重苦の私による成功した内見のお話です。
今回は実際の内見から、契約成立までをお送りいたします。
実質、初内見となるため週末までどきどきしながら過ごしました笑
会ってみたら変な人だったらどうしよう…とふと思ったり、
入居が他の人に決まったらどうしよう…と悶々としたり、
内見してみて重大な欠陥があったら、しょんぼりするなあと勝手に妄想してました。
いざ内見!…めっちゃいい人やん!おしゃべりやけど
さて、迎えた日曜日!
前日の土曜は別の内見が成立せず、適当さ加減にげんなりしつつも今回こそは…!と意気込んでました笑
スマホ(質問リスト入り)とデポジットを握りしめてホームステイ先を出発!
英語とんちんかん過ぎてお話になりませんわ…ってなるかな?と不安に駆られるものの、そもそもそうなるんであれば、まあ縁がなかったってことで!笑
時には開き直ることが大事ですよね。
着くまでの40~50分で私の英語力が上がるわけじゃないしね。
と、内心色々言い訳をしつつ、質問リストを眺め妄想しながらお家へ向かいます。
約束は13:00 到着したのは12:45くらい、相変わらずの早めの到着。
早すぎても迷惑だろうし、オンタイムで行くかーと周辺をぷらぷら散歩しつつ時間を潰しました。
そろそろ時間かなという時点で指定された住所に向かい、13:00ちょうどにテキストで、
『Hi,R I just arrive now(こんにちはRさん、今着きました!)』と送ると
『OK!1min(OK!ちょっと待ってね!)』とすぐレスポンスが。
エントランスの前でぼけーと突っ立ってると、爽やかそうな人のよさそうな人が、にこにこ片手をあげて登場。
なんかめっちゃいい人オーラ出てそう…
内心ほっとしたのは言うまでもありません。
(※やっぱり一般的に考えて女性が見知らぬ男性宅にお邪魔するのはリスキーな行動。
背に腹は代えられないので仕方ありませんが、なるべく避けたいのが本音です。)
…私がコミュ強だったらなあ、と一瞬頭をよぎりましたが、
ないものはない!しかたない笑
ということで、いざ内見です!
『はーい、はわゆー?』と挨拶しつつ、部屋に案内してもらいました。
ここまでどうやってきたのー?とか、今日はいい天気だねー、とか
所謂スモールトークをしつつ、最初に釘を打たねば!と脳内で意気込みます。
そう、私の英語力のなさの釘打ちです。
話の腰を折らないように、タイミングを見計らって
『Excuse me. I can’t speak English well… and Could you speak slowly?』(すみません。私は英語が上手く話せません…それと、ゆっくりめに話してもらえますか?)
と唐突に切り出すと、Rさんはいい笑顔で『OK!』とサムズアップしてくださいました。
あなたが神か。
とりあえず一番言いたいことを言えたので、その後は熱心に説明を聞きました。
部屋はこんな感じで、窓はこうやって開けれるよ!
ここが収納なんだけど、今の入居者がまだものを片付けてるから中は見せられないよ、ごめんね。
バストイレはこんな感じ!
キッチンはこっちが使ってもらえる収納で、冷蔵庫も半分こで使うよ。
で、共有スペースは週1で交代で掃除する感じ。
などなど、分かりやすく説明をしてくださいました。
一通り説明を聞いたところで、ダイニングスペースの椅子に座って
『Do you have any question?(何か質問ある?)』
ついにきたか…!と思ったものの、正直もうあんま聞くことないなとなってました笑
というのも、このRさんめちゃくちゃ親切で聞かずとも説明してくださる上に、おしゃべりなのかめちゃくちゃ細かいところまで話してくださるという笑
質問リストのほぼほぼを網羅してるような…?と気付いたことと、ご本人の人の好さから恐らく信用して大丈夫だろうということもあって、あまりあれこれ聞きませんでした。
※内見に行く際は、気になることはちゃんと質問しましょう。
私はたまたまご本人がめちゃくちゃ話してくれたので質問する数が少なかっただけです…!
それでも聞いたことは、やはりお金の面です。
ここについてはお互い入居するしない、させるさせないを決める前にクリアにしておかないと、トラブルの元ですしね。
『995ドル、Utility込みって言ってたけど、何が含まれてる?』
『テナントの保険は入る必要がある?』
『ミニマムステイはどれくらい?』
『ハウスルールは何かありますか?』
と順調に聞いたところで、改めてRさんからさらに細かい説明を受けました。
それぞれエピソード付きで笑
全部書くともうすごい量になっちゃうので一つだけご紹介。
ハウスルールの一つにキッチンは、基本的に1日2~3回の使用までというものがありました。
わざわざルールにするようなことか?と思いながら話を聞くと、
『実は、前の入居者にすごく健康とダイエットにこだわってる人がいて、ずっとキッチン占領してたんだよね。
あの、わかる?グリーンスムージーとかそういうの。
あれを1日に5回も6回も作るから、常にキッチンにいるんだよ。
で、僕がキッチン使えなくて困ったことがあってね…。』
と遠い目をするRさん。
さすがカナダ、明記されてないことはルールもマナーもへったくれもないのである。
他にもこんな感じのエピソードが当たり前のハウスルールとともに披露されていきました笑
借りる方も大変だけども、貸す方もやっぱり大変ですよね…。
心中お察しします…。
と半ば同情しながらも、比較的厳しくはない当たり前なハウスルールでよかったなあ、としみじみ思いました。
この会話の中で、入居者募集の投稿が消えた理由も教えてもらいました。
その理由が入居希望者からの連絡がひっきりなしにばかすか送られてくる、ということでした。
投稿の文面に『まだ空いてる?だけの問い合わせはご遠慮ください。』と入れているにも関わらず、『まだ空いてる?』だけのメールもたくさん、それはもうたくさん来たそうで。(表情がげんなりしてました。)
適当なメールも多くげんなりしたRさんは、数名内見する人をピックアップした後に、投稿を削除したそうです。
※私も投稿が削除されたことに気付いた時は焦りましたが、こういう理由で削除される場合もあるのでこれから部屋を探す方は心に留めておくと良いかもしれません。
Rさんによるたくさんのげんなりエピソードを聞いて、最後に契約書を作成すること、家賃の受け取り時には領収書作成してくれることを確認しました。
ここに住まわせてください!(鼻息荒め)
一番大事なお金に関することをクリアにし、話の中でこの人なら大丈夫だと確信を得た私。
寧ろ人に振り回される同じ属性すら感じる…と勝手に親しみを持ち始めてました。
そして、こんないい物件逃してたまるか!と内心鼻息荒め笑
すべての確認を終えてRさんから、
『それで…部屋はどう?気に入った?』と問いかけが。
『Yes,I want to move here!(はい、ここに引っ越したいです!)』
ここに住まわせてください!とアピールすべく、前のめり食い気味に返事をしました笑
あんまり強くプッシュするのは慣れてません。
だがしかし、ここを逃したくない…!
その一心で下手くそなアピールを繰り出すことに。
『I brought deposit!』(デポジットも持ってきた!)
必死に金持ってきましたアピールをする私はさぞ切羽詰まった顔をしてたのでしょう。
若干引き気味のRさんに窘められました。
『僕は内見を約束した人を尊重したいから、皆が内見を終えてその後考えて連絡するね。君はほかに内見したいところとかないの?平行して他のところを見に行く人はたくさんいるし、見に行っていいからね。僕にも君にも選ぶ権利があるからね。』
ごもっともである…!
恥ずかしくなって、少ししょんぼりしましたが、
『でも、部屋を気に入ってくれて嬉しいよ。この後もう一人内見するんだけど、その人が最後だからそれが終わった午後3時~4時くらいに連絡するよ。』
とにこやかなRさん。流石、人の好さが神レベルである。
若干の恥ずかしさを残しつつも、次の内見の時間が迫ってきたので退散することに。
お礼をしてからお別れして、一応テキストでもお礼のメッセージを送信!
時刻は14:00少し前、一時間くらいの内見タイムでした。
また後で連絡してくれる、とのことで、そそくさとホームステイ先に帰宅。
連絡を今か今かと待ち続け、気もそぞろにスマホをぽちぽち。
ぽこん!
Rさんからテキストがきたぞ…!(この時、15:45)
どきどきしながらメッセージをGoogle翻訳を使いつつ読むと
『今、内見がすべて終わりました。あなたが真面目で礼儀正しくみえたので部屋をお貸ししようと思います。一つだけ懸念事項があって、それはあなたの喫煙についてです。あなたはアパートの他の住人を尊重して、絶対に敷地内で喫煙しないと約束できますか?』
とざっくりまとめるとこんな文面でした。
『連絡ありがとうございます。アパートに住むあなたを含むすべての方を尊重して、敷地内で喫煙しないことをお約束します。今のホームステイ先はノンスモークで喫煙をしていませんし、喫煙でトラブルになったことはありません。』
とGoogle翻訳を使いながら、誠意よ伝われ…!と思いつつ返事をしました。
…そして晴れて、入居が仮決定しました!わーい!
契約してデポジットを支払うまでが物件探し…!ということで、この後、日を改めて契約をしに再びRさんのもとへ伺いました!
契約・デポジットの支払い
話の流れで、では契約書の取り交わしをしましょう。ということで日程を決めることに。
日曜と月曜はお仕事はお休みだと伝えていたため、『明日ご予定がないなら明日はいかがですか?』とRさんから提案。
善は急げ!ということで快諾して、月曜日の午後4時頃に伺うことに。
Rさんから『ID(身分証明書)とデポジットの495ドルを現金で持参してください。契約書のコピーとデポジットの領収書をお渡しします。家賃は入居日の7月1日にこちらも現金で支払っていただきます。』
と案内があったので、用意してあったデポジット+パスポートを持って翌日、Rさんの元に伺いました。
因みに仕事決まった時より嬉しかった記憶があります笑
やっぱり引きこもりにとって、長く過ごす家が快適であるかどうかって大事ですからね…!
仕事は正直割り切ってる部分がありますが、プライベートはなるべく安心して自分の思うように過ごしたいですし。
久々にうきうきしながら、この日もオンタイムで『今到着しました。』とテキストを送ると、やはりにこやかなRさんが出迎えてくれました笑
また世間話をしつつ、実際の契約書をもとに項目をそれぞれ説明をしてもらいました。
サインを数か所して、デポジットをお渡し、契約書のコピーとデポジットの領収書をゲット!
同時にIDのコピーを取って、パスポートも返却していただきました。
周辺のスーパーの情報等の雑談をしつつ、この日は30分かからないくらいでお別れ。
契約書のコピーと領収書を大事にしまって、いそいそ帰宅しました笑
やっと終わったー!
と肩の荷が下りて、ものすごい解放感に包まれる私。
仕事も家も決まったら後は静かに生活するだけ…!とカナダにきて1か月ほどでようやく気が抜けました。
後は引っ越し当日を待つのみ…!
と、その前にホームステイ先に早めに家を出ることを伝えねば、と気付いて、当日の夕飯時にホストファミリーに7月1日に引っ越しをする旨を伝えました。
もともと、7月8日までホームステイ先は契約をしていました。
そのため、1週間早く退去する分の家賃については、私が契約を反故にした形になりますし、すでにお支払いしていたため返ってこないのが当たり前です。
ですが、ホストマザーが引っ越しの足しにしなよ、と1週間分返金してくださいました…!
ここにも神がいた…!
※多分このケースは稀で、基本的に返金していただけることはないので、皆さんは退去時の退去宣告がいつまでかよく確認してください。
退去宣告が遅れるとひと月分まるまる余分に支払うことになります。
そんなわけで、いい人たちのおかげですんなり引っ越し先と、退去が決定致しました。
ありがたい…!
後は当日引っ越すのみ。
引っ越し後は通勤時間が1時間から15分に短縮されます!わーいわーい!
これで私の物件探しは無事、終了いたしました!
あまり参考にはならないかもしれませんが、なるべく細かく流れを書いたつもりです。
こんな感じなんだなあという雰囲気が伝われば幸いです!
皆さんも良い物件が見つかることを祈ってます。では!