やっぴー、金なし英語力なしコミュ障三重苦の杏です。
カナダのバンクーバーでの意識低い系ワーホリ生活について、細々と発信させていただいてます。
誰も興味ないかもしれませんが、私のことについて紹介を…というより、このブログの大前提をお話しようかと思います。
ワーホリ系のブログを読んでても、その人の経歴があまりはっきりしないと、
- そもそもこの人ってどんな目的でワーホリに行ってるの?
- 結局どれくらいの英語力の話なの?普通に英語を喋れる人なのでは?
- 日本でしっかりした経歴、スキルがあるんじゃないの?
- コミュ力の塊にしかできない業じゃん…!
と読み進めた後にミスマッチというか、参考にしにくい部分とか、個人のポテンシャルありきで私には到底無理だな…といったことが私はしょっちゅうありました。
やはり海外に出る、ということを選択するということから、結構、積極的で大らかでコミュ強、チャレンジ精神に満ちている方が多いように感じます。かくいう私は真逆です。消極的で、気にしすぎる節があり、コミュ障の安パイ思考です。キラキラしているワーホリブログを眺める度に、そりゃ真似できんわーなんてことはよくあります。(例えば、内見には友達や知り合いを連れて行こう!→その友達も知り合いもいませんけど!みたいな笑)
ですので、ここではこのブログが
- どんなワーホリをしようとしているのか
- どんな人間(能力面、性格面)によって書かれているのか
が、はっきりわかるようにまとめさせていただきました。
意識低い系ワーホリ
第一に、私はそもそもキラキラなワーホリライフを目指しておりません。
オシャレなカフェで英語を使ってキラキラ働いて稼いで、休みにはいろんなところへ友達と出かけて楽しんで…!
そのような生活だと(後にも述べますが)内向型でHSPの私は疲労困憊に陥って多分憔悴します。
上記のようなワーホリが意識高い系ワーホリ、エンジョイ系ワーホリだと形容できるなら、私が目指しているのは意識低い系ワーホリ、特に何もしない系ワーホリですかね…
別に特に英語力向上も目指してないし
ただカナダでの生活を体験したいだけ
普通に仕事して普通に生活する、それが私の目的です。
そんなことして何になるのか?と言えば、特に何にもならないかもしれません。
でも自分の住みたい国、場所(もっと言えば環境)を見つけるということ、それが見つかることというのは結構大切なことではないでしょうか?
特に今の時代は場所に縛られず仕事をするという選択肢もあります。皆が皆、すぐにできるわけではありません。しかし、住みたい場所が見つかったら、そのためのモチベーションになり得ます。
私は正直、日本での生活が息苦しくて、海外ならどうなのだろうか?という検証も兼ねてワーホリにきました。まだ、1か月半ほどですので、答えは出ていませんし、どちらに転ぶかも分かりません。
しかし、やってみないことには分からないことってたくさんありますし、ワーホリだって途中でやめてもいいし、と気軽に考えることにして、この年にしてようやくこれました。(あれこれ理由をつけて逃げ回っていたら、まさにギリホリになりました笑)
そのため、私の書くブログ記事は大した派手なものは今後もないと思います笑
ですが、その分、ないない尽くしの日本人がおくる、カナダでの暮らしについてはリアルにお届けできるような記事を書いていきたいです。細かいところ、雰囲気までお伝えしようとすると、どうしても記事が長くなりがちですが、宜しければお付き合いいただけると嬉しいです。
私について(経歴、スキル)
まず、私(杏)について軽く紹介させていただきます。
じゃないと具体的にどんなレベルか分からないと思いますので…
- 英語力なし
私はそもそも英語の勉強というものが苦手です(最終学歴大学中退の高卒)。でも英語でコミュニケーションをとるのは嫌いではありません。もちろん得意という意味じゃないです笑
あと相手の雰囲気とか表情を察するのは普通に日本人レベルでできるので、どんな話をしてるのか、いい話なのか悪い話なのかくらいは、なんとなーく聞いてて分かるレベルです。(あんまりに話すのが早くて表情がない場合さすがに無理ですが)
話す方については、中学生レベルくらいでしょうか。決まりきったフレーズは辛うじて使えます。覚えてさえいれば。(ただしいう前に脳内で何回も繰り返してから発動してます)
頭で言いたいことを組み立てて…となると、ほぼ無理ですかね。これこれこういうことがあってねー、みたいなのは無理です。語彙力も死んでます。
因みに丁寧な申し出の言い方ってなんだっけ…?ってSINの申請時に列に並びながらぐぐりました。(Would I like toでした、そんなレベルです笑)
読み書きの読み、はともかく書きについてはGoogle翻訳が私の友達です。
なんとなくお察しいただけたでしょうか…?笑
- スキルほぼなし
自慢できる話ではありませんが、31歳にもなっている私は日本でのまともな職歴が0です。
正社員なるものに、なったことがございません。
私の職歴は、27歳までフリーター、27歳から工場の派遣社員(ワーホリの資金集め)のみです。大学入学後の18歳からバイトをして、途中大学を辞めてその後も27歳までふらふらフリーターをしてました。
なんでかって、そんなもん、まともな社会でまともな会社でなんか働けると微塵も思ってなかったからです。就職活動だって、ほとんどろくにしていません。ですから、社会人としてのスキルも0です。
ほんと笑えない経歴ですよね、まあ逆に笑うしかないんですけど笑
まあそんな話はおいといて、その10年ほどのフリーター生活の中で経験した仕事は、主に『飲食店の接客、キッチン』です。ブラックと名高く、誰だって雇ってもらえる仕事です(接客では死ぬほど怒られていたので途中でキッチンに移行)。
そして当たり前ですが、ただのアルバイトですので、大したスキルなんてものは基本身につきません。
ただ、毎日毎日、接客をしたり、キッチンで仕事をしたりするとさすがにある程度なれます。
まあ接客については慣れましたが、絶望的に向いてなかったので、最後まで怒られっぱなしでしたが…
キッチンに関してはさすがに調理器具(包丁、フライパン、オーブン、フライヤー)の扱い、食材の扱い等は、プロではないので細かいところは知りませんが、一般的なことは覚えました。
調理師免許については合格していますが、実技なし、四択の選択問題のみの、日本で一番簡単な国家資格といわれているだけあって、特に難しいものではありませんし…
唯一まあ、言えるのはとある店に6年ほど勤めた経歴の長さだけですね。寧ろそれしかない笑
小規模なお店で6年も勤めれば、お店の開店業務から閉店業務、レジ閉め、発注、日報業務はやることになりますので、それらの経験があります。が、小規模のゆるーいお店で、ですから、大型店舗であったりきっちりしているところでは、おそらく通用しないようなレベルです。
他に何かスキルがあるか?と考えても、本当に特にありません。趣味も漫画を読むのが好きで、本も気が向いたら読む程度です。これといって誇れるようなもの、夢中になるようなものもありません。
時折みる、〇〇が好きでその熱意でお仕事GETしました!なんて話も私には無縁のお話です笑
ただ、ワーホリに行くにあたって、ジャパレスで働こうとは思っていました。その上で、お寿司の学校なるものに2ヵ月だけ(資金の限界)行きました笑
教えて頂いたことは、未だに活かせておりません。活かせる日が来るかも疑問ですが、まあ別にいいやって考えです笑
見て頂いて分かるように、本当に何にもないです。種も仕掛けもございません、と言っていいほど、なんてことない経歴の持ち主が、私です笑
私について(性格、気質)
上記では、主に私の経歴についてお話致しました。この後は私の性格、気質についてまとめます。
- コミュ障
ブログの記事ではコミュ障というワードをよく挨拶に使ってることから伺えるように、人との関わり合いが絶望的に下手で苦手です。特に大人数での場は、できる限り参加したくないタイプ。友人(兼親友)も2人しかいません。人間関係のリセット癖があるため、中高大での関係も全てリセット済み。ですから働いたお店も基本小規模で、ワーホリでも小規模なお店を探したくらいです。
失言が怖くて、初対面の人や関係が浅いうちは脳内で話したいことや聞きたいことのシュミレーションをしてから基本話します。なんならシュミレーションをしているうちに、話すのが億劫になって黙っていることもしばしば。日本でも初めていくお店では、入店後の立ち振る舞いをシュミレーションして、行けそうなら、かつ、その活力があればいく、レベルです。基本的に引きこもりなのもありますが、この性格があるので、行ったことあるお店とかも少ないです笑
あと、表情がよくないのか、声のトーンが悪いのか…、接客をするとよく分からないことでお客様にお叱りを受けてます。(周りのスタッフからも何が悪かったのかよく分からないと言われ、寧ろなんで怒られたの?と聞かれますが、そんなもん私が一番聞きたいです。なんだその顔ってどういう意味なんでしょうね?)
そういうこともあって、基本的に黙って作業している方が性に合います。
- 内向的
ワーホリの目的からも分かるように、完全に内向型です。
外へキラキラしたもの、刺激を求めて動くのではなく、内側の充実を求めて基本的に行動しています。
ではなぜ海外に?ということに関しては、逆に海外の方が周囲の騒音に苛まれないかな、と考えたからです。
日本人が日本社会で暮らしていく限り、強い心を持つか、相当社会と距離を置かないと、『当たり前』に悩まされると思います。特に同調圧力の強い国ですから、
- 社会人はこうあるべき
- 何歳なんだからこうあるべき
- 人としてこうあるべき
こういった圧がものすごい強いと感じます。
- 正社員じゃないと、
- 化粧くらいしないと、
- いい年してふらふらして、とか
別に他人に迷惑かけてないんだからいいじゃない。ってことを、全く関係のない他人ですら非難的にみているのは、私はとても不思議です。そんなに周囲の初対面の人まで取り締まらなくても、いいのでは?と。もちろん、人に迷惑をかけることに関しては、指摘したり注意をすることによって社会の秩序が守られると思ってますし、そうしたほうが良いと思ってます。
でもそれ以外のことは、もっと自由でいいのになあというのが、私の正直な気持ちです。
そしてそういう圧を感じて、どんどん萎れていくのが私です笑
やはり、海外にいると『日本の当たり前』なんて最早存在しません。そのため、割と気持ちは開放的というか、肩から荷が下りる気分です。様々な人種が集まってできているカナダでは、様々な『当たり前』が共存しています。ですから、他人の事をとやかく言う人は一部のみ。
そういった他人に過干渉をしない海外の方が、精神的な消耗が抑えられるのでは…?という考えから、今回のワーホリに至りました。実際日本ほど、人の目は気にならない落ち着いた生活を送れています。
- HSP
今では認知が進んで、繊細さん、などと呼ばれているHSPですが、私にもその気があります。
HSPは簡単に言うと外部からの刺激を強く受けすぎてしまい、そしてその刺激によって疲れてしまう気質のことです。この外部からに刺激というのは、音、光、におい、他者の感情など色々あります。
私自身、特に人が怒鳴っているのは見るのも聞くのも、どんなシチュエーションでもとても苦手です。
なぜか自分が怒られているような気分にもなるし、なぜそんなことでそんなに怒らないといけないんだ、その人は悪くない…ああ、こんな怒鳴り方、前にされたことあるな、すごく嫌だった…と芋づる式に思考が繋がってなぜか自分が傷ついてしんどくなってしまう。
人の表情や態度にも、あれこれ勘ぐって共感したり刺激を受けて勝手に自分で疲れ果ててます、私は。
これまでずっとそのことに気付いてなかったのですが、気付いてからはなるべく刺激を受けない環境を選んでいます。ですので、ワーホリの目的も刺激を求めるようなものではなく、寧ろ受けている刺激を減らせないか?と考えから導いたものです。
私の場合、音に敏感かつ一番苦手なのが、周囲の話し声でして(取り入れる気がない、取り入れたくない情報が勝手に入ってくる感じがある)
まあこの気質に関しては、バンクーバーでの住む場所を選ぶネックになりました。というのも、家賃がめちゃくちゃ高くて基本一人では暮らせないからです。静かな一人の空間、時間が必要な私にとってワーホリに行く上で「それはちょっと…」な唯一の部分がこれでした。結局、大人数を避けて自分ともう一人とでアパートをシェアするという選択で落ち着けることにしました。7月からそのアパートに移るので、まだ暮らしがどうなるか分かりません。しかし、こちらの方は(ホームステイ先でも)基本干渉してこないし一緒に住む方は静かな質なので、案外大丈夫かもしれない…?と考えているところです。
こればっかりは住んでみないと分かんないですしね。本当に嫌なら、一人で部屋を借りれるくらい稼ぐか、場所を変えるか、帰国するか…まあ、その時に考えてみようと思っています。
まとめ『意識低い系ワーホリ』でもいいじゃない
どうでしょうか、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?笑
私自身、周囲の方(職場の方、面接する方等…)に「カナダでは何したいの?英語の勉強?どこか行きたいところあるの?」と聞かれる度、「何もしません、こちらの生活が合うかどうか確かめたかっただけなので」と返すと
「えーっ!?」「もったいなくない?」「なんできたの?」
半分呆れたような、理解できないような顔をされています。別にいいじゃないと開き直ってますが。ワーキングホリデーはそもそも文化交流のためのものですしね。そんな色々あれこれすることだけが正義じゃないし、育った国以外で生活するって十分な経験ですよね?笑
英語の勉強だって別に日本でもできるけども(しかもネイティブ相手に)、こちらでの生活というのは現地じゃないとできないじゃないですか。なんでそれ以外に理由が必要なんでしょうね?笑
そんなわけで、私はこの『意識低い系ワーホリ』でいいじゃないと、寧ろ逆に純粋なワーホリの動機では…?と思っています笑
疲れるためのホリデーってそれこそ意味わかんないですしね笑
もちろん、私の気質だからの結論です、これは。
外向型の方からすれば、あれこれ色々経験して色々な場所に行くことが、生きる上での糧になることも十分理解してます。ですが、そうではないタイプがいることも、忘れないでいてほしいということ。そしてそうではないタイプでもワーキングホリデーを通して、自分の生き方を模索することに意義があることをちょっと頭の片隅においていただきたくて、このブログを作りました。
私のような気質や考えをお持ちの方に、少しでも参考になれば…と発信していますので、基本的にそういった気質の方向けが前提になっております。もちろん、バンクーバーでのワーキングホリデーをする上で共通してお役に立てそうな情報も残していきたいと考えておりますので、読んで参考になった、と思ってくださる方が一人でもいれば幸いです。